貝原益軒

人に礼法あるは
水の堤防あるが如し
貝原益軒

堤防が川の氾濫を防ぎ、水の力を人の役に立つようにしているように
人も礼儀作法によって正しい道を行くのである。

礼儀というものは、人と人とのつきあいにとって、とても大事なものです。「礼儀知らず」と言えば、大人の世界では、一番の悪口の一つです。　　　　　　だからといって、あまり固苦しく、難しく考えることではありません。若いときには、人を思いやる気持が身についていれば、それで十分です。細かい作法のようなものは、全てその延長線上にあるのですから。　　　　　　　たとえば、友だちの家に遊びに行って、お母さんがおやつを出してくれたら、その気持に素直に「ありがとう、いただきます」と答えましょう。何も言わずに手をのばしたり、知らん顔でマンガを読んでたりしていたら、だんだん歓迎されなくなりますよ。

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